カンボジアという国に、皆様はどのようなイメージをお持ちでしょうか。過去の内戦・苛政であるとか、ASEANの中でも最後に加盟した国であるとか、どちらかというとマイナスの印象を抱いている方も多いかと思います。確かにカンボジアは不幸な過去を持ってはいますが、だからこそ周辺国に追いつけ追い越せとばかりに、外資誘致を近年盛んに行っている国でもあります。
外国で事業を興すとなると、まず懸案になるのは事業ライセンスの規制です。カンボジアは外国企業に対して周辺諸国よりも開放的であり、参入できる事業はカンボジアの現地企業とまったく変わりありません。そのため、さまざまな業種の企業がカンボジアへ進出することが期待されています。当ロジテムグループとしましても、カンボジアへの進出にあたり、過去多くの国々で培ってきた多方面のノウハウを活かす好機だと考えております。
また、カンボジアは米ドルが通貨として使用されており、商取引において米ドルでの決済が可能です。外国送金の制限がないこともメリットのひとつと言えます。
以上のように開放的な体制が、今後も外資の投入を後押しすることでしょう。当ロジテムグループも物流面から皆様のビジネスをバックアップして参ります。
人口:約1,671万人(2020年)/面積:18.1万km2(日本の約2分の1)/民族:90%がクメール人、ほかベトナム系5%など/言語:クメール語/首都:プノンペン/宗教:仏教(一部少数民族はイスラム教)
<事業内容(2022年3月現在)>
・国内貨物輸送事業
・流通加工、梱包作業
・国内倉庫事業
・ハイヤーサービス
2015年現在、カンボジアは国民の半分以上が24歳以下という、極めて若年者の割合が多い国です。この労働人口を活用し、国を挙げて経済発展に挑んでいるのがこの国です。労働力にあふれ、市場の成長とともに人件費の上がりつつあるタイとベトナム両国に挟まれているカンボジアは、人口集約的な産業を展開するのに適した国です。
カンボジアは、ベトナムとタイのそれぞれ最大都市であるホーチミンとバンコクの中間に位置しています。そしてカンボジアの首都プノンペンは、これらの都市を結ぶ「南部経済回廊」上にあります。カンボジアは海岸線が短く、港湾設備がカイメップ港(ホーチミン近く)やバンコク港に遅れを取っていることもあり、カンボジアに拠点をもつ企業様にとって、この経済回廊は物流上非常に大きな役割を果たしております。
当ロジテムグループはすでにホーチミン・バンコク両都市に現地法人を設置しております。ASEAN域内の更なる統合を見込み、2016年ここカンボジアにも法人を設立いたしました。