近年の中国は、労働賃金の上昇や経済・政治問題などのリスクもあり、経済成長が落ち着きを見せています。それでも世界第1位の人口を有する巨大市場の可能性は大きく、「中国=生産国・輸出国」から「中国=消費国」へと変化を遂げています。
日本ロジテムでは中国最大の商業・金融・工業都市として発展を続ける上海市に、2003年「洛基泰姆(上海)物流有限公司(LOGITEM SHANGHAI CORP.)」を設立し、幅広い物流サービスを提供しております。
国名:中華人民共和国/政治体制:人民民主共和制/人口:約14億1178万人(2020年11月)
面積:9,600,000km2(日本の約26倍)/民族構成:漢民族(総人口の92%)及び55の少数民族
言語:漢語(中国語)/首都:北京/宗教:仏教・イスラム教・キリスト教など
気候:南から北へと赤道地帯、熱帯、亜熱帯、暖温帯、温帯、寒温帯
<事業内容:外高橋保税区内物流サービス>
- ・輸出入代行
- ・保税保管・中継貿易
- ・貿易代行
- ・保税区内輸送
- ・荷役、流通代行
<保税区/物流園区を利用した物流サービス>
・「洛基泰姆(上海)物流有限公司(LOGITEM SHANGHAI CORP.)」は、中国で1990年にはじめて設立された外高橋物流保税区に倉庫を保有。区域内において保税区の特性を活かした物流サービスを提供しています。
・関税上「海外」と見なされる保税区に貨物を持ち込めば、関税を保留した状態で加工し、中国外への輸出や中継貿易用の物流拠点として利用したりすることが可能です。
・さらに、必要なときに必要なだけ国内商品に切換えて販売できるため、中国の国内情勢を含めた国際市場の動向を見極めながら商品を供給することが可能です。
・この保税区の機能をさらに発展させたものが物流園区であり、外高橋保税区内の特別なエリアとして設置。保税区よりもメリットが大きいため、中国ビジネス関係者から注目されています。「洛基泰姆(上海)物流有限公司(LOGITEM SHANGHAI CORP.)」では保税区と物流園区を適切に使いわけることで、物流にかかるコストや時間を削減しています。
<物流園区を利用するメリット>
・“園区内への貨物搬入=海外への輸出”となるため、入区と同時に増値税還付の対象となるため、輸出を前提としない、中国での販売を行う生産者であっても税制面の優遇を受けることができます。
※保税区との違い
・保税区は関税上「海外」の扱いであるが、税法上の増値税は「国内」扱いとなるため、貨物の輸出が確認できるまで、増値税の還付対象と見なされない。